好きなものは好きなのよ、で納得できないときもあるわねフランソワ
はじめましてとかそういう順序をたどるべきかしらフランソワ?
でもたぶん、初めましてじゃない方の方が多い。
やあどうも、ささきです。結局アカウント分けるの面倒くさくなっちゃった。ささきはささきのままブログを始めます。はい。
ブログを開設した理由は何だと言われれば、140字じゃ少々足りない話をするためでもあるし、なによりフォロワーさんが思ったより増えてしまったので、ポエムをそのまま垂れ流すのが恥ずかしくなってきた、というのもある。ワンクッションワンクッション。奇特な方はひまなときにでもチラ見してほしい。基本的にはフィギュアスケートの話をすると思う。
ツイッターの方で言っていたような、CiONTUの話も羽生結弦氏の話もしたいのだけれど、まあとにかく一発目、もう少し抽象的な話をしとこうかな、とささきは考えた。抽象的って言うか、前置き感のある話を。このブログを作った意味ももう少しきちんとしゃべっておく。
「なんでそんなにフィギュアスケート好きなの?面白い?どこに感動する?」
みんな聞かれたことある? わたしはある。クリスマスパーティーを全日本を理由に断り、2月の予定はオリンピック、3月の予定は世界選手権、と答えていたささきは当然、この類いのことをたくさん聞かれた。
フィギュアスケートは面白い。その理由にジャンプの緻密な構成や、リカバリ、ステップの優雅さ、音楽との同調性、そういったものを上げることはもちろん可能だ。しかし、もう少し広く、解答を出してみようとしたことがあるので、わたしなりの答えを書いておこうと思う。
なにがそんなに面白いのか、と親友に聞かれたときのことだ。もちろん彼女にわたしの大事な生きがいをおとしめる意図はなく、単純に好奇心での質問だった。彼女はスポーツを全く見ないので、単純に気になったのだという。
そのときわたしは、「フィギュアスケートという競技を知れば知るほど、ひとつのプログラムが伏線のはりめぐらされたストーリーになる」と言った。そういうところが面白いと。
わたしたちは、多くのフィギュアスケートファンは、氷の上で滑る「誰か」を知っている。彼が、彼女がどのようにスケートと向き合ってきたのか。どのような挫折を経験し、どのように努力をしてきたか。
成功した、美しい、瑕疵のないジャンプのうしろに、その何倍もあるであろう失敗したジャンプを見る。
こういう話をするとき、やはり思い浮かぶのは山本草太という選手のことだ。
山本草太のトリプルトリプル。全日本のショートプログラム、彼がそのジャンプを決めたときの感情は筆舌に尽くしがたいものがあった。
なぜなら。なぜなら、シーズンのはじめ彼は、シングルジャンプでしか戦うことができなかったからだ。あまりに長い怪我だった。戻ってきてくれただけで奇跡だと思った。
うつくしい3回転3回転に、積み重ねられたシングルジャンプの影がある。「おかえり」と叫べるのは、彼の戦いを知っているから。
フィギュアスケートという競技は、基本的にワンシーズン、ショートとフリーそれぞれひとつのプログラムを演じ続ける。構成は変わることもあるが、基本的には同じことの繰り返しだ。誰がどこでどのようにジャンプを飛ぶか、シーズンの最後、ファンは知っている。
苦手なジャンプ。失敗し続けたコンビネーション。ファンはそれを知りながら、懸命に祈る。たとえばそう、トリプルルッツの前とかね。
ひとつのプログラムという物語。そして、彼らのフィギュアスケート人生という物語。わたしたちはほんの数分、彼らが氷の上にいるそのときだけ、その中をのぞくことが許される。
と、わたしは思っている。
なのでユーリオンアイスというアニメからスケートにのめり込んだ方は、たいへんスムーズにフィギュアスケートを楽しめるはずだ。
ひとつのプログラムを、何度も何度も繰り返す面白さ。ひとつとして同じ演技はなく、しかしその演技は彼らのスケート人生になっていく。物語がまさにつむがれるそのときを、わたしたちは見ることができるのである。すばらしい!最高!すき!
てなわけで、傍観者Aたるささきは、どうにかこうにか感動ポイントや考えたことを文章にしてのこしておこうと思うわけである。忘れちゃうからね。
そしてツイッターで何度か、フィギュアスケートに関するツイートを、面白いと言ってもらったことがある。好き勝手しゃべってるのだけなのでたいへん恐縮だ。
でもまあ、そういうふうに受け止めてもらえることもあるのだなあと思った。そしてそういう方がひょっと見て「へー」ってなる感じの、「こんなふうに楽しんでるんだなあ」とふむふむできる感じの、てきとーなブログを運営していくのも楽しそうだなあとも。しかし気まぐれなので更新もてきとーだ。あとこれ、全部ささき個人の見解なので、「わたしたち」とか「ファン」とかでっかい主語使っちゃってることを許してほしい。かっこよくしたかった。
ま、こういった感じでぬるーくふわふわっと、ときおり興奮しつつブログでも書いていこうかなーというのが今のところ。飽きちゃうかもしんないけど。
まあなにかあったらツイッターかコメントかしておくれ。ちなみにフランソワには特に意味がないです。朝ドラに出てくる亀からとりました。
つぎはCiONTU話でもできたらいいなーと思っている。約一ヶ月経ってようやく吸収できた感じもあるしな!(遅い)
はい、じゃあそういうことでブログ始めました。ここをささきのスケートポエム吐き出し地とする!