好きなものは好きなのよ雑記

フィギュアスケートとかいろいろ雑記

受け継がれしもの with 羽s の話をしよう①

 ようやくこのときがきた。話す話すといっておきながら、その他様々な用事があって(なぜささきが忙しかったかはみなさんご存じだろうが)今日まできてしまった。

 このブログを勢いで作ってしまった要因の一つ。

 Continues ~with Wings~である。みんなこれがどんなショーかは重々承知の上だろう。ウィズ ウィングスを「~」で囲んでしまう感じ、たいへん趣深い。さすがのネーミングセンスといったところである。もちろん褒めてますよ。

 そう、羽生結弦凱旋ショーだ。

 ささきは本当に、本当に運良く全日のチケットを手に入れることができたので、噂になっているあれやそれもすべて目撃してきたということになる。でも全日見てしまったせいで、また一ヶ月ほど時間が空いたせいで、「あれ?これ何日目にいってたことだっけ」「え?そもそもこんなこといってたかしら」「さすがに妄想なのでは」「もう羽生結弦すらささきの妄想なのかもしれないな」となりつつある。最後に関してはFaOI神戸を座して待つしかなかろう。

 なのでタイトルは①だ。1日目を中心に話すが、ちょっとごちゃってしまっても許してねってことなのだ。

 さて、本題を始めるとする。

 ささきは14日の朝すでに東京にいた。そのあとフォロワーさんとお会いし、すきな漫画をプレゼンして、せっせこと会場に向かった。順調である。グッズはもうすでにすべて売り切れていたが、パンフレットは買えたので問題ない。

 会場には羽生氏の歴代プロ音楽がかかっている。編曲もうまい。そしてパンフレットを読んでいる時点で若干涙が出てきた。はやい。ぼっちスタンドAで泣くのはちょっと恥ずかしい。我慢した。

 会場がひとで満ちあふれる。そして17:55あたりに、会場の雰囲気が変わった。

 「SEIMEI」の音楽が始まったのである。

 音楽に合わせてプロジェクションマッピング的な何かで氷の上が照らされ、音楽に合わせた手拍子が起きる。当然だ、会場全員合わせて100万回は聞いた。1日目なのでだれがどんなふうにどこから出てくるのか、全くわからない。

 「SEIMEI」の音楽が終わっても誰も出てこないので、みんなちょっとキョドった。ドン! のところでなにか起こると思ったからねえ。

 そしてはじまる映像。

 画面にでかでかと映し出される幼い羽生氏。会場から漏れる「かわいい……」の声。めっちゃわかる。

 ソチ五輪では拍手が起き、もちろん連覇達成の場面でも大きな拍手が起きる。「よかったねえ」「がんばったねえ」といった感じである。いや本当に。

 そして映像はそこでは終わらない。彼の栄光の陰にある、数々の苦しみや、挫折。苦悩と信念の源泉──東日本大震災のこと。(ちなみにささきは三日ともこのあたりで泣いている)

 そして、そのようなときに彼を支え続けた、尊敬すべき先人たちとその演技。

 彼らから何を受け継ぎ、そしてまた何を伝えていくのか。すべてのものに感謝を込めて、それをこの場で伝えたい。

 これこそがContinues ~with Wings~のテーマである。(たぶん)

 いや映像もすげえしコンセプトの固まり方がすげえな、と(泣きながら)思ったその瞬間、会場に悲鳴が沸き起こった。「ピギャァァァァァァ」って感じだった。

 羽生結弦(パリ散黒or緑)!! なるほど羽生結弦展の衣装の少なさは! これが理由か!

 しかも氷の上に乗っている! 氷の上に乗れるぐらい回復したんだ! うれしい! でも滑ってくれる(本当に滑るだけ)なんてサプライズ! 来てよかった!

 このあと何が起こるかまったくしらない、哀れなスケオタたち……。

 とまあこんな風にショーは始まった。ささきは「もう元とったな」と思った。

 オープニング、すばらしい。みんな本当にスケートがうまい(当然だ)。そして振り付けに! 羽生氏の過去プロが組み込まれているのである!(ジェフのバラ1や全体でホプレガなど)

 ちなみにこのとき羽生氏はステージ上にいた。あーわかってはいたけどやっぱり滑らないんだー。

 完全にだまされた。

 そしてオープニングの最後にはプル様が羽生氏に向かって超絶ステップで接近していき、羽生氏は彼に跪く。会場にちょっと不思議な空気が流れる。こいつ、オタクだ……。

 ま、そんなことは重々承知の上だ。全力でプル様充するとよい、とささきは思った。そんなこんなでショーははじまったのである。

 すでに文字数がかなりかさんでしまったので、各個人への感想は今度にして、ショー全体についての感想を述べて今回は終わろう。(やっぱり①にしてよかったね)

 面白かった。これにつきる。

 ささきは常日頃から、スケートショーってもう少し幅が広ければいいのにな、と思っていた。スケートを愛する人は楽しいが、一般人には敷居が高すぎる。値段もそうだが、誰が滑るのか、滑っている選手はどんな選手か、それを知らないと楽しむことが少し難しい。(それが悪いと言うつもりはなくて、もう少し幅が広ければとただそれだけのことだ)

 「氷艶」のようなショーがもう少し増えればいいのに。普通の人が、スケートを普段見てない人でも、ふらっと来て見て興奮するショー。

 今回、そのひとつの解答を見せてもらった気がする。

 解説をすればいいのだ。そりゃそうだ。でも意外に気がつかなかったなーと思う。

 Continues~with Wings~は羽生氏の映像によって、各演者の解説がなされる。

 羽生結弦は彼らの何に影響を受けたのか。彼らのどんなところがうつくしいのか。すばらしいのか。羽生は彼らのどんなところが好きなのか。

 それをしって見る演技はやはり、面白い。見所を明確に打ち出してくれている。羽生氏の思い出と尊敬をひしひしと感じた。

 このショーには軸がある。そしてその根本には、「羽生結弦はすばらしい選手である」という確固たる共通意識がある。そうでなければ歴史をひもとく必然性がない。

 うまい。うますぎる。というか、頭がいい。

 ひとが何に感動するのか、彼はひとつの解答を持ってショーを組み立てた、と私は思う。これについてはまた後日話す機会を作ります。勝手に。

 まとめるとズバリ、世界一(物理)のスケオタが考えたスケオタも普通の人も面白いショー

 ってことです。雑ですね。

 まあ細かい萌えポイントとかは次に話します。あとあれね、1日目羽生さんめっちゃ緊張してたね。

 正直に言うと1日目の印象は「顔が死ぬほどかわいい」に尽きる。

 のだがそれもさすがにあれなので、ほかの方々の演技も含めてがんばって言葉にしてみようと思います。また今度にね。

~つづく~